みなさまにいろいろとご心配をおかけしていた体調のことで
ご報告です。「えっ、知らなかった！」という方には、まず、経過から。
昨年、１２月５日(日）に駅の階段を上っていて、急にみぞおちが痛む。
まるで全力疾走した後のような苦しさ。「この痛みは何？」と身をかが
めているうちに、痛みは腰から脚、背中、肩へとひろがっていく。
まるで、痛みに背中からおんぶされてしまったような感じ…。
初めてのことで、まさか心臓とは気づかず、休み休み階段を上って
仕事へ。帰宅するときも、足が重く、階段がいつものように上り下り
できない。「おかしい…」と思いつつ、忙しさに流されて数日が過ぎる。
たまたま狭心症の知人に話したとき、｢それは心臓病だから、専門医へ
早く行った方がいい」と言われ、自宅近くのかかりつけ医(循環器系）へ。
心電図をとると不整脈。詳細を調べるため、２４時間のホルター心電図
を取った。これが１２月９日(木）。
翌週、１２月１７日(金）、ホルターの解析結果を聞きに行く。
病名は｢完全房室ブロック」。運動時でも脈拍が４０台だという。
ペースメーカー埋め込み手術が必要だと言われ、ただただ唖然とする。
すぐに女子医大の予約が取れて、翌月曜２０日に検査に行く。
やはりレントゲンと心電図をとる。結果はやはり｢完全房室ブロック」。
｢残念ですが、ペースメーカーですね。１月に入院の予約を…」と言われ、
ショックを受ける。
この病気は、心臓の中の脈拍を作り出す部位から発する電気信号が、
心臓全体に伝わらず、従って脈拍は心臓そのものが補っているだけ
と言う状態。原因は特定できない。神経細胞が変成したため、電気
信号が伝わらなくなったと見られる。よって回復不能。治療法はペース
メーカー埋め込み術のみ。
だから、当然全身に血が（酸素が）行きわたらない。手足に血が通い
にくいので、まるで腕に輪ゴムをはめて血が止まったときのような
痺れ感を感ずることもある。階段がつらい、早足もつらい、荷物を持つ
のもつらい。血が行きわたらないと、足が痛くなるなんてはじめて知った。
｢ペースメーカーを入れないでやり過ごすわけには行かないんでしょう
か？」とかかりつけ医に相談したが、｢だんだんつらくなってくるので、
自分でわかりますよ。手足も顔もむくんでくるし…」と言われてしまう。
年末は布団をたたむのさえつらい状態で、当然大掃除などできなかった。
「健常者の半分しか脈拍がないから、体力も半分」と言われ、深夜の
ライブをキャンセル。おとなしく新年を迎える。
セカンド・オピニオンを探していた時、あるファンの方が民間療法を紹介
してくださる。「医療用具として特許をとった強力な磁石を使った治療で、
循環器系には大いに効果がある」とのこと。
１月１３日(木）に予約。その日のうちに手足の痺れ感、肩こり、岩のように
硬く凝り固まっていた背中などがすべてほぐれ、体調が好転する。
強力な磁石…というから、器械のようなものを使うのかと思っていたら、
マッチ箱くらいの小さなもの。しかし、磁力は強力で、２面はゼロ磁場に
なっている。その小さな磁石を当てながらの整体術。ゼロ磁場に効力が
あるという。磁石はベルトに入れて身につけられるようになっている。
早速、２個購入する。
日本テレビ勤務の妹が心配して、｢からだ元気科」のプロデューサーに相談。
セカンド・オピニオンとして順天堂の中里先生を紹介していただく。
２月２４日(月）順天堂にて再検査。
女子医大同様、レントゲンと心電図をとる。結果は…
｢房室ブロックではありますが、一度ですね。」
一度というのは一番軽いレベルで、日常生活に支障がない範囲。
｢緊急に手術の必要はないと思いますよ。」
中里先生は穏やかな方で、丁寧に説明をしてくださった。
同じ症状でも、自律神経のせいで起こる場合と、心疾患のために
起こる場合があること。同じ病気でも、電気信号のブロックが起きている
部位によって、手術の緊急性が違ってくることなど。
また、手術の場合にも、ドレスの肩紐が来る部位にタテに切れ目を入れ
れば、傷跡が目立たないなどのアイデアもくださった。
すっかり、信頼関係ができて、もしもの場合、手術はこちらに…と思う。
女子医大ではすでに手術のための事前検査の予約が入れてあった。
２月１日、２日と２日間かけて、エコーの撮影、ホルター心電図、トレッド
ミル（運動による負荷を心臓にかけて、心臓の動きを見る検査）などが
行われた。
前の二つは結果が出るのに２週間以上かかるが、トレッドミルは即日
結果が出る。医師が言うには「前に検査した時には、心臓の上の部屋
と下の部屋がバラバラに動いていたんですが、今はちゃんと一緒に動いて
ます。」やった～！そう思ってたんだ。あとの二つもきっと結果はいいはず。
２週間経過後で、次に担当医が来る日、２月２２日(火）に検査結果を聞く
予定を入れる。
当日、診察室のパソコンで検査結果をスクロールする医師の表情は、
｢信じられない｣と言った顔。｢心臓がちゃんともとに戻ってますね」
…複雑な表情だ。なんと説明するつもりだろう。しばらく、う～んと考え
込んだあとで、｢ですから、前にも言ったように苦しい症状がなければ、
そのままでいいんです。(そんなこと、前に言ったっけ？）緊急に手術が
必要ってことでもありませんね。」
磁石の治療の話をすると「そんなものが効果があるとは思えませんね。
もともと心臓の動きにムラがあるのでは？」あらあら、手術しろって言っ
たのは、どなたでしたっけ？
かかりつけ医にお手紙を書いてくださったので、翌週持って行く。彼女は
女子高時代の下級生なのだが、お手紙を読むや「よかったですね！
やっぱりね～。女性のカラダの不調って、がん以外はほとんど血行が
よくなると治っちゃうんですよ～。よかった、よかった！」
お～い、キミ！血行をよくしろなんて一言も言わなかったじゃないの～！
手術しかないと言ったのは、あなたでしょー！
まったく、もう！なのでありました。
磁石に効き目はないと医者は言うけれど、果たしてそうなのか？
所詮現代の医学なんて１００年後には｢あの頃はなんて原始的な治療
をしてたんだ！」と言われるに決まっている。まだまだ解明されていない
ことの方が多いのに、見えないものは信じない、証明されていないもの
は信じない…という態度はいかがなものだろうか？
磁石の他にも、「ありがとう」を５０００回言うと病気が治るとか、自分の
身の回りを好きなものでいっぱいにしてホメオスタシス(自然治癒力）を
高めるとか、いろんな方法を伝授したくださる方たちがありました。
お会いしたことのない方からまで親切なアドバイスをいただいて、
インターネット社会の人情を感じたなぁ！感動！！
そんなみなさんに支えられて、元気になったと思ってます！
ご心配＆励ましのメッセージをくださったあなた、本当にありがとう
ございました！！あなたのおかげで治ったんですよ♪
Yoko
P.S.文中の磁石の治療法に興味がある方は｢快磁効」療法センター迄。
Tel:03-3293-3838(代）まで。神田駅西口徒歩４分。完全予約制。
by yoko at 2005年03月08日 | Comments (5)
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